FWD 舗装構造評価装置
概要
FWD(Falling Weight Deflectometer)は、舗装に衝撃荷重を与え、舗装表面に生じるたわみを測定する装置です。載荷点以外にも最大10点までのたわみ量を同時に測定でき、解析によって舗装体及び路床を含めた舗装各層の健全状態を評価することができます。
特長
- 従来の開削調査とは異なり、舗装路面に衝撃荷重を与えてたわみ量を測定する非破壊試験です
- ワンボックス車両に車載して機動性に優れ、測定は2~3分/箇所で測定できます(衝撃荷重、たわみ量、時間、温度、位置情報などのデータを車載PCでその場で記録します)
- GPSによる位置情報もデータとして取り込むことが可能になり、追跡調査等においてより精度の高い座標管理が可能です
- 測定した「たわみ量」を解析することで、路床のCBR、残存TA0や舗装各層の弾性係数などを推定でき、舗装の健全状態の評価や適切な修繕工法の立案ができます
FWDの仕様
本体機種 | Sweco社製(PRIMAX 1500) |
車輛 | フォルクスワーゲン ワンボックスバン |
載荷荷重 | 10~150 KN |
たわみ量センサー位置 | 0, 20, 30, 45, 60, 75, 90, 120, 150, 200cm |
システムの概略
用途
- アスファルト舗装における健全度評価・修繕工法の立案
- コンクリート舗装における目地部の評価・修繕工法の立案
- 道路の維持修繕計画に寄与するデータ収集
- 舗装修繕工事の元設計の精査及び設計変更をするための既設舗装の診断
お問い合わせ
建設事業本部 営業部 TEL:052-881-1580